十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

【3歳児健診】視力で引っかかったので眼科に行ってきました

※正確には3歳3ヶ月健診@京都市です

3歳児健診のお知らせと一緒に絵指標という紙が届いて、自宅で検査していく形式での視力検査。紙に書いてある絵を、2.5mだったか離れたところから見て判別できるかを調べるやり方でした。

夫がいるときにやったのですが、子ども本人は見えなくてイライラ、夫は「ちゃんと見なさい!」とイライラ。視力検査ができなくて険悪ムード。子どもがちょっと可哀想な感じだったので、あまり無理強いせず切り上げ、健診で見えなかった旨を申告しました。同じような人いるから、やっぱり3歳児の視力検査を素人がやるのは難しいのね。→3歳児健診の視力検査|子育て絵日記 さっちです


見えないのは理解力のせい?

「3歳だと、まだうまく検査のやり方が飲み込めなくてできないこともある」とのことでした。うちの子の場合は、やり方は理解できていたものの、どうやら見えない様子。

「念のため、眼科で検査しましょう」とその場で紹介状を書いてもらいました。健診から1ヶ月以内に行けば、受診料は保健センターが負担してくれるとのこと。ちなみに行った眼科はコチラ→ささもと眼科 緑内障 糖尿病網膜症 京都府右京区。イオンモールの中にあって便利。

検査を担当してくださった方がとにかく凄かった! 子どもの興味を引くのもうまいし、飽きないうちにサクサクポンポン検査を進めていく手腕には目を見張りました。ほんとスゴイ。ハイスピードで進むので、子どももついていくのに精いっぱい。に見えたものの、本人はけっこう楽しかったようで「また目のお医者さん行こうよ〜」と2日くらい言ってました(笑)。


3歳は、視力完成のボーダーライン

だいたい3歳を越える頃には成人の視力レベルに達します。豆知識|公益社団法人 日本視能訓練士協会
眼科の先生曰く「3歳時点では0.5以上なら経過観察、1.0〜1.2なら全く問題ない」とのこと。娘は0.7だったので、3ヶ月後に再検査して問題なければ大丈夫、だそうです。


クリアすることよりも、問題がないか、対策は必要ないかをチェックすることが大事

弱視は若年ほど治りやすい

乳幼児期に、網膜(眼底)まで鮮明な映像が届かないと、脳の映像を理解する働きが発達せず、 視力の発達が止まってしまうことがあります。これを弱視といいます。
弱視の子どもは、100人に1~2人といわれ、多くは3歳児健診の際に発見されます。 しかし、中には発見が遅れ、十分な治療が受けられないことがあります。
弱視は、若年ほど治りやすく、治療ができる年齢には限界があります。 そこで、できるだけ早期に発見し、視力の発達の余地がある幼児期に治療することが大切です。

今回の視力検査をとおして(特に夫の態度から)思ったこと。

健診のために寝返りを練習するとかしたりすると思うんですよ。まあ、健診の項目を目安にして、発達を助ける環境を作ったり練習の機会を作ったりするのはいいことなんですけど。クリアしないと間違いっていう試験ではないんですよね。

健診はあくまで「発達が遅れてたら、ちゃんと発達できるように手を打ちましょう」という機会なのではないか、と。引用にもあるように、早くに異常が見つかってそれなりの対応をしていれば、最終的に問題なくなるということもあるのです。その機会を逃さないための健診だ、と。

だから、「できないとダメだ」という勢いで無理やりやらせようとして、異常を発見する機会を逃してしまうのは有害。親の勝手な願望のために、子どもの発達を妨害しないようにしたい。



▼視力検査のたびにこの本を思い出します

新装 ぼくを探しに

新装 ぼくを探しに