クッキーの小箱から、真心をこめて生きることを学ぶ
大学時代の友人にもらったクッキーの箱があまりに可愛かったので(西光亭/商品一覧ページ)、どんな人が描いているのか調べてみました。
りすの絵を描いているのは、藤岡ちささんという方。ほぼ日のインタビューが面白かったのでご紹介。
わたし、美大に通っていたんですけど、
葉書サイズの絵をプレゼントしたんです。
卒業するときに1枚、
りすの絵を、西光亭の奥さまに。
それから何年かしたあと、
西光亭でクッキーの詰め合わせをつくるとき
奥さまが
プレゼントした絵を覚えてくださっていて
「パッケージに描いてみない?」って。
(「りすの絵描きさん。 - ほぼ日刊イトイ新聞」より)
藤岡さんはもともと西光亭のホール係として働いていて、イラストのプロではなかったそうです。たまたまプライベートで描いてプレゼントした絵がきっかけで、200点以上ものイラストを手がけるようになったのだとか。
前に読んだこんな本をふと思いだしました。
- 作者: カーリー・フィオリーナ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/11/30
- メディア: 単行本
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やりたいことがあるのなら、少しずつでいいから行動を起こしつづけること。小さな行動の選択の積み重ねが、後々に大きな変化をもたらす。そう勇気づけてくれる本です。
りすの絵を描かれている藤岡さんは、きっと心を込めて最初の1枚を描いたのだと思います。「次の絵はこんなの描いてもらえる?」という相手の要望にひたすら真剣に応えつづけているうちに、描いた絵が気づけば200枚を超えていたそうです。自分が好きなこと・得意なことに、心を込めて臨む。それがふとしたキッカケで他の人の目に留まり、人生が展開していく。うん、ステキな話。
思いを込めて、行動する
「ありがとう、ありがとう」って思いながら
ずうっとそう思いながら、描くんです。
そうやって絵を描いていると、
雰囲気のいい、母子りすの絵になってくれます。
(「りすの絵描きさん。 - ほぼ日刊イトイ新聞」より)
ちょうどFacebookで次のような「包まれるようなお辞儀」について読んだ後だったので、藤岡さんの思いをこめて描く姿勢が心に留まりました。
そういえば最近見たテレビ番組で、森永卓郎氏が「就活で面接に受かるコツの一つは、面接官の顔を覚えて帰ろうと思って見ることだ。そうすれば、真剣そうに見えて印象に残る」と言っていたような。どんな意図をこめて行動するかで相手に与える印象が変わってくるということかしら。
普段の生活を漠然と過ごすのではなく、行動の1つひとつに想いをこめてみてはどうでしょう。子どもたちと接するときは、可愛いわが子を包み込むような気持ちで。ごはんを作るときは、食べる人がおいしく食べられて身体の栄養になるように想いをこめて。床を磨くときは、いつも快適に暮らせることに感謝を込めて。
今このときを大切に。「忙しい」とか「疲れているから」とかいう言い訳は手放して、気づいたときに少しずつ実践していくことにします。