十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

「かつてネトゲで数十人を率いた妻」の子育て論が凄い

はてブ歴が浅いので、10周年関連のランキング記事がおもしろくてたまらないです。今日も「これはすごい」タグランキングに入ってる記事を漁ってて、ほんとに「これはすごい」のでご紹介。


「かつてネトゲで数十人を率いた妻」の語録記事リンク



家族をマネジメントする

「相手が欲していることは何で、どうやったらモチベーションを高く持ってくれるかを必死に考え抜くの。そうしたら勝手にみんなが動いてくれる。それがマネジメントだよ。やってないから帰りが遅いんじゃないの?」
「みんなヒーローになりたいの。でも腰が重いのね。そこで私はお膳立てをしてあげるの。武器やお金を集めたり、敵を倒しに行く計画を立てたり。そしたらみんな活躍するよ。作業自体は地味だけど、その先に得られる物を考えたら苦にならないよ。もっと先を見て仕事しな」
歯磨きをいやがる娘。終わったらご褒美をあげると言っても納得せず。そこで妻はご褒美の入った箱を持たせた。娘は快く歯磨きに応じた。「コンサルティングってこれと同じだよ。できる限り具体的にメリットをイメージさせるの。まるでそれが手に入ったかのように。それでやっとお客は動いてくれる」
「新しい仕事でリーダーがまずやるべきことはメンバーの力量を計ること。時間をかけてしっかり観察するの。できないことはいくら言ってもできないんだから、その事実を早く知って対策を練るのが大切。うまくいかなかった時に『メンバーがハズレだった』とか言うリーダーっている意味あるのかしら」
子育てや家事って、家族が人生を主役として輝いて生きていくためのサポートだと思うんですよ。だからこそ、うまく家庭マネジメントできるようになりたい。
夫や子どもたちが何を求めているのか。彼らが気持ちよく動けるようにするには何ができるのか。そのために、家族をよく観察すること。働きかけのワザを磨くこと。考えるだけでワクワクしますね。


子育てのイライラをなくす

「とにかくやり続けるの。子供が夜寝てくれなくても、毎日8時に寝室に連れて行くの。1日目うまくいかなくても2日目も連れて行くの。もちろん3日目も。そうすると自然とアイデアが出てくるものだよ。障害にぶつかれば解決法を考えるからね。何もしなければ何も進まないよ」
「子供たちはママのこと大好きに決まってるじゃん。大好きなママのために必死に好かれようがんばっているの。でもまだ小さいからうまく出来ていないだけ。少なくとも、ママのことを困らせてやろうなんて、これっぽっちも思っていないんだよ。そう考えたらイライラしなくなるね」
「もちろん疲れるし、もうだめと思う時もあるよ。そんな時は魔法の言葉を思い浮かべるの。それは『過渡期』。もう少しで楽になるって思えて頑張れるの。あなたへ要求が多いって?それはきっと『過渡期』だからだよ(笑)」
「人って自分より強いと思っている人に攻撃するんじゃないかしら。子供を虐待したり子犬を蹴っ飛ばしたりする人は、子供や子犬より自分が下だと思うほど参ってるんだと思う。専業主婦の私はあなたより立場が弱いから、強く当たる時があるんだと思うよ」
子育てはツライことも多いです。疲れがたまりすぎて免疫が落ち、溶連菌に負けて発疹に苦しむこともあります。疲れていてもイライラしない考え方や心構えを学びたい。疲れずにすむように、自分の生活もうまく回るようにしていきたい。


子育ての方針を省みる

「『食』は生きるために必須のものだから喜びであって欲しいの。だから最初はしつけよりも喜びを教える事を優先したいね」
「悩むのは情報が足りないから。解決するためには、本やネットで調べたり、人に聞いたり、自分で試したりして情報を集めることが大切。集まったら一瞬で決断できるよ。とにかく自分で手足を動かすことが大切。座りこんで腕を組んで『うーん』と唸るのは、単なるうっとおしい発声だから気をつけて!」
いろんな考え方ややり方の情報を仕入れて、信念をもって子育てしていきたい。そのために私は本を読み、ブログを書きます。忙しさを言い訳に場当たり的な子育てにならないよう、毎日内省しながら生きていこう。



きょうだいゲンカへの対応

「組織で問題が発生した時、まず皆の意見を交通整理するのが大切。自分の考えは一切はさまず、どんな意見でもまずは受け入れるの。だからそれができる偉い人ってものすごく寛容なわけ。それに比べて自分が気に食わないと私一人の意見すら受け入れらないあなたって・・・」
寛容な親でいたいし、その姿を見て寛容な子に育ってほしい。だからこそ、子どもたちがケンカしていたら、両方の話に耳を傾けるようにしたい。善悪の判断はなるべく下さず、本人たちの話し合いに任せる。あくまで交通整理をするだけ。


自分の人生を生きよう

「人生の目標がないからダラダラしちゃうんだよ。50年後にどうなっていたいかを真剣に考えなよ。時間がもったいなくて、チャキチャキ動くようになるから」
子育て専業主婦をやっていると、つい家族のことばかりに意識がいってしまいがち。自分の人生をどうしていきたいのか、しっかり考えておこう。子どもたちが巣立っていった後の人生も見据えて。



子どもに伝えたい人生哲学

「人を恨むのは時間の無駄。一度相手の身になりきって、なぜそういう事をしたのか真剣に考えてみなよ。それが理解できたら、きっと恨みの感情から開放されるから。許さなくていいの」
「勉強とか趣味とか新しい事を始める時、最初に力をかけるべきことは、それをやる時間を確保すること。時間を確保して実際に始めたら自然とやることも見えてくるよ。『やりたいことがあるのにできてない』と愚痴っていても何もかわらないし、こっちも気分悪いだけから、まずきちっと時間を作りなよ」
「試験前に勉強するのは単なるあせり。きちんとしたかったら、受かった後の状況をできる限り具体的に妄想するの。その時に得られる快楽を擬似的に体験するわけ。勉強する価値があることを体感するの。『受かったら何か良いことがありそう』くらいのモチベーションで勉強するあなたは逆にすごいわ」
「勉強とか趣味とか新しい事を始める時、最初に何に力をかければよいと思う?」と妻。「え、何?」と僕。「そうやって、すぐ答えを聞こうとするでしょ?頭使っていない証拠だよ。仕事ができる人は、そういう時でも自分なりの答えを出してから『合ってる?』って答えを聞くと思うよ。」
こういう子どもに伝えたい人生哲学をストックして、いずれオリジナルの名言集を作ろうと思います。シンプルに1ページ1名言で言葉だけ並べていってもかっこいいし、子どもたちの幼い頃の写真と言葉を並べるフォト名言集みたいな感じにできたらいいな。


こんな本を読み返したくなりました。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

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サーバント・リーダー 「権力」ではない。「権威」を求めよ

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妻語録、書籍化しないかな。