十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

当たり前だけど、その本を読むかどうかは子どもに決めさせる

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Amazonランキング大賞2015年がでましたね。

絵本部門の1位は『ママがおばけになっちゃった!』だそうです。たしかに、ネット上でも売れてるって話題になっていた記憶が。Amazonの書籍全体でも13位となかなかの売り上げ。最近では静岡書店大賞の児童書新作部門でも選ばれていたりして、2015年の話題の本です。

どんな本か知りたい方の参考に、作者のインタビュー記事です。



ママが死んじゃう本を読みきかせるなんて、ありえない!!

“ ママが感動する絵本 ” といって話題になっていたのですが、実際に本屋に並んでいるのを見つけたとき、私はこの方に近い意見でした。


実際にこの記事をシェアしたときの私のコメント。
すごく共感。話題の絵本は必ずチェックする派だけど、これだけはなんとなく手にとる気が起きないのはきっとこういう理由なんだろうな。
「お母さんはいつも自分を大切に思ってくれる存在」だと分かってくれていればそれでいい。感謝を求めて子どもを育ててるわけではないし、むしろ可愛い笑顔や成長の感動をもらっていて、こちらが感謝したいくらい。
これからも子どもたちと一緒に楽しめる絵本を、一緒になって読んでいきたい。
かえるくん絵本、いいよね( ´ ▽ ` )
つい最近まで、ずっとそう思ってたんですよ。思ってたんですけどね。



本屋でママおばけ本を見た娘は……

たまたま行った本屋さんで、件の絵本が平積み&ポップで猛プッシュされているのを見て、4歳の娘がこんなことを言ったんです。


娘「ママ〜、あの本、読んでみたいねえ」

私「でも、ママが死んじゃうお話なんだよ? 悲しくない?」

娘「え? 大丈夫だよ〜! だって絵本の中だけの話でしょ〜♪」


ええ、ええ、たしかにそうです。世の中には本に感情移入しすぎて自分のことのように悲しくなってしまう子もいれば、うちの子のように本の中のお話だと割り切って読めるタイプ子もいるんです。

特にうちの子はおばけ本が大好きなので、そりゃあこの本もおもしろそうに見えますよね。。それなのに、私の勝手な判断ではじめから除外してしまってごめんなさい。

この記事で名作を買わせた母親と大差ないよなあと反省。

そんなことがあった今でも、親が子どもに読ませたいからといって、嫌がってる子どもに無理やり読み聞かせるのは違うと思っています。

読むかどうかは、当の子ども本人が決めるんですよね。もちろん、親が子どもに読んでほしい本を、積極的に子どもに提示するのはアリ。一方で、親が「ちょっとこの考え方は違うんじゃないかな」と思っても、子どもが読みたがるのであればそれはそれで認めたほうがいいのかな、と。



とはいえ、こういうこともあります。先にあげた、ママおばけ本を批判する方たちもこういう考えをもとに子どものためにダメだとおっしゃっているんですよね。

これからは、何事も決めつけてかからずに、子どもの声を聞きながら様子を見ながら、ケースバイケースで対応していくようにしたいものです。

ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本)

ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本)