十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

引き寄せの法則をもとにした子育ての本がすごくいい!『見守るだけで、子どもは育つ』

見守るだけで、子どもは育つ 世界にひとつだけの才能を開花させる引き寄せの魔法

第2次引き寄せブームをまきおこしたとされる奥平亜美衣さんの子育て本が発売! ということで、amazonで予約していた本が届きました。早速読んでみたのですが、これがすごくいい!!


なので、この本のオススメポイントと感想を紹介します。


子どもを信じ、親子で幸せになる子育て哲学

子どもは子ども自身のなかに、才能も能力も、やる気も運もすべて、その子の人生に必要なものを持っている、という視点で見てあげてください。
親は子どもが「やりたい」と言ったことを止めたり、「やりたくない」ということを無理にやらせたりするのではなく、見守ることに徹すること。そうすれば、子どもはその子らしくイキイキとして充実した人生を歩めるのです。
親は子どもが持つ力を信じて、それを曲げずに育っていけるようサポートする。親自身が気分よく生きていく姿を見せ、子どもたちにもそんな生き方を学んでもらう。

本書では、そうできれば理想的だよね、と思う子育てを著者自身がどんな考え方で実践しているかが書かれています。やりたいことをやらせることと「しつけ」をどう両立させていくかなど、こんなお困りシチュエーションではこんな考え方でいくといいですよ、基本的にこう考えてみてはどうですか、と優しく教えてくれるイメージです。

ちょうどこの本の前に読んだ子育て本がアドラー心理学の本だったのですが、引き寄せの法則視点で語られる子育て哲学にはアドラー心理学に通じるものが多い印象でした。子どもを尊敬して信頼する態度が同じだったり、子どもが自分の行動の結果に責任を持つよう見守る姿勢が課題の分離だったり。

どちらも子どもを子ども扱いするのではなく、対等な存在として接する姿勢が印象的です。親の論理を押しつけるのではなく、子どもの気持ちに耳を傾け、本人に選ばせる。そうできるように、日々の自分の態度を見直さねばなと気が引き締まる思いです。

親と子のアドラー心理学 勇気づけて共に育つ

親と子のアドラー心理学 勇気づけて共に育つ

▲図書館で借りたのですが、あまりによくて手元に置いて何度も読みたいので注文しました。ぜひ一読を。


54の豊富な悩みに回答

本の後半では、子を持つ親たちから悩み相談に1つひとつ丁寧に回答されています。本を作る過程で質問募集している記事を拝見したので、きっと既存の著作読者さんやブログの読者さんたちのお悩みなんでしょうね。

一見引き寄せとは関係なさそうな悩みでも、こういうふうに考えてみると気持ちがラクになって気分よく過ごせるようになるのでは、と解説してあるので参考になります。しかも、実際にその悩みを相談してきた方の子どもの年齢構成も記してあってリアル。

54つも事例が収録されているので、何かしら自分の子育ての悩みに関連する内容があるのではないでしょうか。


ほんわかデザインに癒やされる

f:id:pur27:20160530005609j:image

これは本の内容とはズレますが、ページデザインが素敵ですね。手元に届いて目次を開いた瞬間に打たれました。フォントの雰囲気といい、余白の取り方といい、本書の内容とぴったりの温かみ。それでいて整っていて、心底うっとりしました。ところどころにあしらわれているイラストもほっこりするし、小見出しやページ数の緑もいい。とても丁寧に作られてるんだと思います。


引き寄せの法則なんて全然知らなくてもスッと入ってくる内容なので、心にモヤモヤを抱えて子育ての日々を送っている人には超オススメです!!!

見守るだけで、子どもは育つ 世界にひとつだけの才能を開花させる引き寄せの魔法

見守るだけで、子どもは育つ 世界にひとつだけの才能を開花させる引き寄せの魔法