十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

「絵本と子育て」がテーマの講座に行ってきました@図書館

昨日は、図書館の絵本講座に行ってみました。今年度から次女の幼稚園で読み聞かせサークルに入ったので、ちょうど改めて絵本と子どもについて学びたくなってたんですよね。

 

テーマは「子どもとおとなの絵本の時間」。

対象は
・学校司書
・学校などで活動するボランティア
・これから読み聞かせボランティアを始めたい人
とのことでした。

 

講座では、子どもの発達と、それぞれの段階での絵本の在り方がメインのお話。

 

絵本はみんなの“こころのふるさと”

特に印象に残ったのは、絵本は“こころのふるさと”だということ。
おじいちゃん・おばあちゃん世代も、お父さん・お母さん世代も、子ども世代も、年代を超えて語りあえる題材になる絵本。だからこそ、家族というコミュニティをつなぐ要になりうる力があるそうです。

たしかに、最近読書関連で仲良くなった幼稚園のママ友も年代はバラバラですが、同じ絵本や児童書の話で盛り上がってます。それに、絵本で共通の物語を共有していれば、子どもと話をするときも共通理解の上で話しあいができたりします。


昔の絵本を取り巻く環境を知りたい

それ以外にもいくつか印象に残った話。

  • ねんねんころりよ〜」で始まる有名な子守唄は、江戸時代中期以降、大名が参勤交代するときに江戸から持ち帰ったことで全国に普及した文化の1つ。
  • 妊娠中におなかの子に歌ってあげていた歌を、生まれてきた赤ちゃんに歌ってあげると泣きやんだり眠ったりする。この歌の効果が持続するのは、生後10日〜1カ月くらい。
  • 「茶つみ」や「優女」など、労働歌を子守唄として歌っていた。どちらもコミュニティをつなぐものとしての歌。

 

自分自身の興味が、どちらかというと歴史っぽいミニ知識にあるみたいです。講師の方が白髪麗しい上品な方で、大学時代から絵本について学んできたとのこと。講師の方が幼かった頃の絵本環境なども聞いていて面白かったし、赤ちゃん絵本の始まりもなるほどなという感じでした。

 

 

いろんな絵本が生まれたエピソードも新鮮だったので、これから絵本作家のインタビューをいっぱい読んでみるといいのかも?
講座では、たくさんオススメの絵本を紹介していただいたので、それと合わせて色々と読んでいこうと思います。まずはこの2冊を早速予約!!
 
イヌイットの詩ですが、子どもが生きている世界観と同じなのでオススメとのこと

魔法のことば―エスキモーに伝わる詩 (日本傑作絵本シリーズ)

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▼うちにある本『こやぎがすやすや』に出てくるお母さんヤギの絵本らしいので、読むしかない

こやぎがやってきた (やぎのしずか 1)

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