十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

「◯◯ちゃんは4歳なのに自分の名前が書けないんだよ」と娘が言いだしたのでドキッとした

昨日の幼稚園からの帰り道、4歳の娘が急に「◯◯ちゃんと◯◯ちゃんは4歳なのにまだ自分のお名前が書けないんだって〜」とバカにするような感じで言いだしたのでドキッとしました。

4月生まれで周りの子よりできることが多い娘。だからといって、自分ができることができないからと他の人を見下すような大人には育ってほしくない。なんとかせねば! という気持ちがむくむく。


みんなちがって みんないい

その場ではこんな感じで返しました。

「花ちゃんはもう書けるけど、文字を習うのは小学生になってからだから4歳では書けない子のほうが多いと思うよ。たまたま花ちゃんが文字を練習してたから書けるんだよ。それに人それぞれ学ぶスピードが違うから、できないことがあってもいいんだよ」

おいおい機会を見ながら「人によって得意なことが違うし、苦手なことも違う。だから違いをまるっと認めて協力しあえればどんどんいろんなことが実現できるよ。そうできると楽しいよね」と伝えていきたいです。


好きなことの先に「できる」がある

ちなみにうちの子はそこそこ文字が書けます。ひらがなならお手本を見れば全部書けますし、何も見ないで書ける文字もあります。そんなに急いで書けるようにならなくてもいいかなというのが本心です。

2歳半くらいのとき、保育園のお迎えに行くと毎日「わたし、お勉強するの!」と言って連絡帳を机に広げ、何やら真剣に文字を指さしたり書くふりをしたりしていました。ふだんの生活で「お勉強」なんて単語が出てこないので驚いたのを覚えています。

その後もあまりにお勉強したいというので、しかたなく公文の幼児ドリルを買ってあげたら喜んで文字を書く練習をするようになりまして。今でも思いだしたように引っ張りだして文字や数字を練習しています。わからない文字は私に尋ねながらお手紙を書くのも楽しいようです。

もともと絵を描くのがとっても好きだったので、文字や数字を書くのもその延長なのでは? と思って見守っています。お話や劇を作ったり工作をしたりするのも好きなので、表現者気質なのかもしれません(いや、モノづくり気質か?)。

小学校に上がるまではその子が関心を持っているものを大事にしてあげたいというのが私の教育方針です。うちの子はたまたま「思いや考えを形にすること」が好きだったので、自分の名前を早く書けるようになりました。



ついでに感謝されちゃった

娘に文字は小学生になってから習うから書けない子のほうが多いという話をしたら、「じゃあ花ちゃんはママのおかげで文字が書けるようになったんだね! ありがとう!」と返ってきました。この流れでまさか感謝されるとは。母親冥利につきます。

これからも、子どもの年齢ならこれくらいのレベルくらいまでがいいだろうと先入観で上限を決めつけず、本人が登れそうなら次のステップをどんどん用意してあげたい。そして、もっともっと子どもに感謝される母親になりたい……なんて邪心が芽生えたのは秘密です。




はじめてのひらがな1集 (もじ・ことば 1)

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