十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

要約筆記の勉強をはじめました

この春から「要約筆記」の勉強を始めました。

要約筆記とは、中途失聴者・難聴者の方々の情報保障に携わる、文字通訳のような仕事です。

 

通常は毎週講座があって受講期間は1年間だそうですが、コロナ禍で隔週講座・2年間とのこと。長丁場になるので、モチベーションをゆる〜く長く保ち続けようと思います。

 

特別支援教育支援員を辞めた理由

忘れないように、講座受講の経緯を記録しておきます。

2021年3月まで、小学校で特別支援教育支援員として働いていました。大変なことが多いものの、子どもたちと向き合う仕事はとっても楽しく、ずっと支援員を続けていきたいと思っていました。

担当のクラスの先生から「通信で教員免許をとって先生にならない?」とお声がけいただいたりもして、本気でそれもアリかなと思っていたところ。夫の仕事の都合で関東に引っ越すことになり……。

 

小学校での支援員の募集は年度ごとが基本なので、引っ越した先でまた支援員として働くとしても来年度以降なんですよね。「せっかくの機会だから何か勉強したいな」と思っていたところに、市からの広報メールで要約筆記者養成講座の募集のお知らせが。

 

10人の募集に29人の応募⁉︎

前から要約筆記に興味があったので、事前説明会に参加することにしました。いざ説明会に来てみると、募集人数10人に対して説明会参加者が29人。これは選考に通らなくてもダメ元だなと思いつつ、申し込んでみました。

結果は無事、選考通過! というか、皆さんの熱意がすごくて、運営側が受講枠を広げて全員受け入れてくださったそうです。

手書き・パソコンの2つの講座があるとのことですが、今回は手書きコースのみの開催。しっかり学んで2年後の試験に合格し、そのうちパソコンコースも受講したいな。

 

特別支援教育支援員になって5ヶ月たち、思うこと

 

特別支援教育支援員になって、5ヶ月が経ちました。

ひとくちに支援員といっても、特定の子につくケースや支援級に入るケース、通常学級に入るケースがあるようです。ちなみに私は今、小学1年の通常学級で支援を必要としている子たちのお手伝いをしています。

 

子どもたちはみな「学びたい」と思っている

働き始めて5ヶ月が経ち、強く感じていることがあります。それは、子どもたちはどの子も「学びたい」と思っているということです。

授業に全然集中していなかったり、やろうとする姿勢が見えない子たちもいます。でも、本当は学習内容がその子にとって難しく、その子の負担が大きいためにそのような態度になってしまっていることが多いのです。

勉強がわからないから、やる気がないような態度をとったり他の子に手を出したりする。でも本当は、自分もできるようになりたい。支援を必要としている子に1対1でじっくり向き合って話を聞いてみると、そんな本音を教えてくれます。

 

そんな声をきくと、支援員としてできるだけ手助けをしてあげたいという気持ちになります。でも、支援員が子どもたちを支援する目的は、その子たちが将来1人で立てるようになるため。その場しのぎの支援では意味がなく、やみくもに手を出してもいけないのです。

 

大切なのは、しっかり見ること、聴くこと

何がどれだけできるのか、やろうとしてもできないのか、やろうとしないだけでやればできるのか。その子の特性や現状をしっかり理解して、得意な部分を活用しながら苦手な部分を底上げしていく。子どもをやる気にさせるよう励まし、必要なときに必要な分だけ手を貸す。
最近は “本人がちょっとがんばったらできるようになるための支援”  を意識しているのですが、がんばらせすぎてもイヤになってしまいます。その日の体調や活動内容、本人の興味や成長によってがんばれるラインが日々変化するので、その塩梅が難しいです。

 

だからこそ、目の前にいる子の思いを大事にする。本人がどうなりたいと思っているのか、どこにこだわっているのかを汲みとる。どういうときに望ましい行動ができて、どういうときにできていないのかを観察して、望ましい行動がとれるように環境を整える。本人にも望ましい行動がとれるようにする工夫の仕方を教えていく。そして「1つずつやればできるようになるし、できないときは他の方法もあるし、助けを借りればできるようになる」と思ってもらえるように声をかけつづける。

 

それが特別教育支援員の仕事なのかなと思っています。

 

▼ 特別教育支援員になって2ヶ月くらいで読んだ本。始める前に見つけておけばよかったと後悔するくらい、いいことが書いてありました

学習支援員のいる教室―通常の学級でナチュラルサポートを

学習支援員のいる教室―通常の学級でナチュラルサポートを

 
特別支援教育支援員ハンドブック

特別支援教育支援員ハンドブック

 

 



 

小2の娘のために、夏休みの計画の準備

今日は小2の長女が終業式なので、Emiさんの本を参考に、夏休みの計画の準備に使うものを作りました。

小学生のおかたづけ育~子どもも私もラクになる暮らしのヒント (OURHOME)

小学生のおかたづけ育~子どもも私もラクになる暮らしのヒント (OURHOME)

 

 

 

 

夏休みにすぐやることリストを作る

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まず、夏休みに入ったらすぐやることリストをまとめました。内容自体はこんな感じで、長女好みにデコって完成予定。

学校で普段使っているものの管理は終業式直後がオススメ。夏休みの終わり頃になると、学校で使うセットの中身の記憶があやふやになりがちなので。まとめておけば、始業式には持っていくだけでOK。

 

 

夏休みカレンダーで、宿題の進行チェック

ついでに、なつやすみカレンダーも作りました。

一足先に夏休みに入っている次女のために作ったフォーマットに、宿題やりましたチェック表をつけて長女向けに変更。今日長女が帰ってきたら、一緒に夏休みの宿題を整理しながら修正してプリントアウト、目に付きやすいところに貼ってがんばります。

 

ちなみに、小学生の頃の私は宿題を最後の日にまとめてやるタイプでした。大人になってコツコツ計画的になれたかというとそんなこともなく、やらなくてはいけないことを期限より前倒しでどんどん片付けていくタイプに育ちました。片付けおわるまで不安やプレッシャーが拭いきれない……。まあ、その分仕事が早いと言われるからいいか。

 

子どもたちには当たり前に計画立ててするものだという世界で育ってほしいので、小学生のうちはお膳立てしていこうかと思います。やり方さえ知っていれば、中学生以降やるかどうかは本人次第でいいかな。

朝食のお供に、子ども新聞の読み聞かせで捗る

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わが家では、読売KODOMO新聞を購読しています。

▶︎ 読売KODOMO新聞 | 読売新聞ご購読案内

購読を始めたきっかけは長女の小学校入学だったのですが、現在読んでいるのはどちらかというと年中になった次女です。


読売KODOMO新聞を選んだ理由

ちなみに、3大子ども新聞から読売を選んだ1番の理由は、長女がコナンファンだったから。ちょうど購読を検討していたときに、紙面でコナンの漫画が連載開始されることになっていたのでこれはいい!と。しかも週1回発行・月500円(現在は550円)で、読みはじめるハードルが低いのも魅力でした。

子ども新聞の種類については、この方の記事がわかりやすいです。

最初のうちは長女も興味を持ってくれていたのですが、なかなか読む習慣がつかず……。もう購読を停止しようかなと思っていたときに、ひょんなことから次女が読むようになりました。


朝食時の読み聞かせに、子ども新聞

朝起きたばかりで眠いからなのか、次女は朝ごはんを食べるペースが遅いのが困りごとでした。何かとやることが山積みの朝、次女の横に座って「食べようね」と声がけするのもうんざりしてきます。

そんなとき、ふとテーブルに置いていた子ども新聞を読み聞かせてみたら、ごはんが進む進む。話を聞いていると目が覚めて頭が活動モードになってくるからかもしれません。

私自身も、読み聞かせしていれば子どもたちの勉強にもなるし、朝の貴重な時間を有効活用できている実感があって気持ちよく次女のそばにとどまっていられます。

 

 

次女がニュースに興味を持ってくれて嬉しい

次女のリクエストで読むのは、主に以下の3コーナーです。

  • 1面のトップ記事
  • 「使えるリアルEnglish」
  • 中の特集記事


ちなみに5月9日発行のものでは、1面が「おやつ大研究」。読者人気投票でNo.1だったチョコボールの秘密を探る内容でした。特集では、ホバーバイクの仕組みや開発者の声などが紹介されています。

時間がある週にはこれに加えて、書評、コナンの時事用語解説なども読みます。時事用語解説にはコナンキャラの解説コメントがついていているのですが、そのキャラっぽく読まないとやり直しさせられるのでちょっとツライ……。


私自身も知らないことに出会えて楽しい

どの記事も子どもたちが楽しんで読めるように構成されているので、私自身が興味のない分野でもサクサク読めてしまいます。全然知らない世界に手軽に出会えて、とても楽しいです。


ちなみに私が特に気に入っているのは、特集面。いろんな分野の新技術や日常ではなかなか出会わない文化に触れることができます。

ここ最近でおもしろいなと思ったのは、ソ連でひそかに流通していた「ボーン・レコード」。戦時下で敵国音楽が禁止されていた時代に、レントゲン写真をレコード化して見つからないように外国音楽を楽しんでいたという話でした。

 


新聞やニュースが身近なものになって、いろんなことや世界に興味を持てる子に育ってくれるといいなと思います。

子どもたちがもう少し大きくなったら、新聞を使った自主学習とかも取り組んでみたいなあ。

時間割と「振り返りGPS」の記入用紙を作った話。

何かと記入フォーマットを作るのが大好きなんですけど、今回は特別支援教育支援員のお仕事に使うための自分用記入フォーマットを作りました。


当日朝、時間割を見て支援計画を立てる

私が行っている小学校では、その日の予定は当日の朝に決めることになっています。

学校についたらまず日誌を開き、前の週の記録に校長先生が書いてくださっているコメントをチェック。そのあと、教頭先生に特に知っておくべき情報がないかを確認します。

教室に着いたら各クラスの時間割をチェックして「いつ・どのクラスに入るか」計画を立てます。折を見て担任の先生に声をかけ、特に支援が必要な時間があるかを確認し、3クラスを行ったり来たりします。


そのときにあると便利だなあと思って、時間割記入表を作成しました。

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いつどのクラスに行くのか分かりやすいように、支援に行く時間を◯で囲む感じにしようかと。そうすれば後で振り返るときにも便利かな。

 


「振り返りGPS」で日誌をつけよう

「これができてない……」「あれもできてない……」と反省ばかりしていたので、できたことにも目を向けたほうがいいなと思ってたところにちょうどいい記事が!


「振り返りGPS」とは、1日を振り返るときに

  1. Good(良かったこと)
  2. Problem(できなかったこと)
  3. Solution(改善策)

の3つの要素で振り返るものだそうです。


特に意識したいなと思ったコツは

意識的にGoodを増やす

Solutionは実現可能性のある具体的な目標にする

の2つ。「Solution」を実現可能なものにして達成していき、次の「good」につなげていく。この好循環を積み重ねていけたらいいなと思ってます。


振り返りGPS用紙を作りました!

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振り返りGPSを習慣づけられるように、記入用紙を作りました。

「Good」を5つくらい書くといいらしいので、5ヶ所の記入欄を作ろうかとも思ったのですが、とりあえずはフリースペースにして使ってみることに。使いやすいようにちょこちょこアップデートしていく予定。

ノートには子どもたちについていろんなことをメモしているので、個人的な話のメモをを隠すように上から貼る予定。これで子どもや他の先生の前でもノートを開きやすくなるかな。

 

▼ 振り返りGPSが紹介されているこの本も読んでみたい!

こころが片づく「書く」習慣

こころが片づく「書く」習慣

 

 

 

特別支援教育支援員、初日の話。


今年度から特別支援教育支援員の仕事を始めました。これから、小学校の普通級で支援が必要な子どものお手伝いをします。まず、先週のことですが、勤務初日の話を。

 

 

わが家の先輩に不明点をぶつけてみた

朝ふと「そういえばうちに小学校の先輩いるやん」と思いつき、小2の娘に色々と話を聞いてみました。

私自身まったく認識してなかったのですが、娘が通う小学校にも支援員の先生がいらっしゃるとのこと。

  • 授業の間は後ろの方にいることが多い
  • 助けが必要な子がいたら動く
  • 休み時間は教室にいることが多い

とのことでした。

疑問に思っていたことを全部教えてくれたので、どうすればわからず不安→緊張する状態は解消できました。気持ちよく初日に向かえそう。ありがとう、娘よ。

 

 

まずは信頼関係を築くところから

年中の下の子の送迎の都合上、学校に着くのは1時間目が始まって少し経った頃になります。初日ということで、教室まで教頭先生がついてきてくださって、スムーズにサポートが始められるよう導いてくださいました。

最初はうろうろしながら子どもたちの様子を観察していたのですが、担任の先生から「この子のサポートをお願いします」と依頼を受けたので、ある男の子のひらがなの練習をお手伝い。“先生が赤で訂正した文字を消しゴムで消す”という作業をやってもらうだけなのに、これがまあ大変。なかなかやってくれない。

たしかに、子どもの側から見れば、授業の途中にいきなり知らない大人が入ってきて急にあれこれ指示を出されても「何だよ、この人」って感じですよね。まずは子どもたちとの信頼関係を築くことが必要だなあと実感。

 

 

体育では、先生たちの指導表現を採集

そのあと体育の授業の見守りのお手伝いをしました。1年生の年度始めということで、校庭の遊具が安全に使えるように遊ぶ練習の補助です。先生たちが指導するときに使う表現をしっかり覚えて、自分でも声がけに使ってみました。


【遊具のルール】
  • まゆげの手はNG、メガネの手で握る
  • 両手両足で離していいのは1つだけ(三点支持)
  • 総合遊具は2段目まで登ってOK
  • すべり台は足から滑る

 

小学生の男子たちは無理をしたがるので、一瞬でも目を離せない。幼稚園児たちの方が見ていて安心感があるなと思いました。

 

 

そして、給食がおいしい!!

毎日自分でごはんを作っている人なら誰しも思うでしょう。「ああ、だれかが作ってくれた料理が食べたい……。お店とかではなく、手作りのやつ」。まさか給食でその欲求が充たせるとは。鯖の竜田揚げがめちゃくちゃ美味しかったです。
ご飯粒が食器に残っていて担任に指導されていた子が多かったのですが、ご飯粒を残さずにピカピカに食べる指導ってどうやるんだろう。うちの子たちでそんなに悩まなかったポイントなので、具体的にどうやるといいかって考えたことがない。

 

 

試行錯誤を重ねていこう

教頭先生に初日の感想を聞かれて、なかなかじっとしていられない元気が良すぎるタイプの子にどこまで強く言った方がいいのか悩みますねと言ったら「それぞれ課題がある子どもにどう対応するかがこの仕事の面白み。これから模索して行ってみてくださいね」とのこと。色々と選択肢を入手して、試行錯誤だな。

とりあえず初日は、1年生のクラス担任の先生全員と会話ができたので目標クリア。それに何より子どもたちがとてもフレンドリーに接してくれたので、ほっとしました。まだまだ名前が覚えられていないので、これからたくさんコミニケーションをとって覚えていこうと思います。


次に向けてやっていくことリスト

次回、気をつけること

  • やってほしいことを具体的に伝える
  • どうすればいいか悩むところは先生にフィードバックをもらう
  • 朝、メガネの曇り止めをしていく
  • 教頭先生に、特に支援が必要な子リストもらう

 

行ってすぐにやること

  • 今日の時間割を確認する

(体育がある日)

  • 着替える
  • 外靴を1年生の靴箱に移動する

 

帰る前にやること

  • ネームプレートを外す
  • プリントをバックにしまう
  • 体育の服を持って帰る

 

追加で持っていくもの

  • 歯ブラシセット

特別支援教育支援員になります

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今月から特別支援教育支援員として、小学校に勤務することになりました。


支援員になったきっかけ

仕事を始めることになったのは、小学校に勤務している知り合いから「支援員として働いてみないか」と声をかけてもらったからです。
わが子の事情に応じて勤務日や時間を気軽に調整してもらえるとのことだったので、ありがたく受けさせてもらいました。
常日頃「世の子どもたちみんなが、よりよく学べる場でまっすぐに育てる社会だといいな」とぼんやり思っているので、実際にその一端に関わることができるのが嬉しいです。


母親ではない自分でいたい

本当は、当分はフリーランスとして子育てと両立できる程度に仕事をしていこうかな、と考えていたところでした。
実家の親に頼れない距離に住んでいるので、子どもたちが1人で留守番できる年齢になるまでは働きに出るのは厳しい。それに何より、子どもたちが家にいる間はいてあげたいと思っていたからです。


一方で、属しているコミュニティが幼稚園・小学校・地域だけの、母親としての自分しかいない日々に閉塞感を感じていました。こうして、別の役割で通える場ができたことをありがたく思っています。


うまくできるか不安……

下の子の全日保育スタートに合わせて、明日が勤務初日です。


仕事内容はざっくりまとめると、「普通級で学びに困っている子のサポートをする」とのこと。

でも、授業中どの辺にいればいいのだろうか。どれくらい動いたり話したりしていいものなのか。授業の進行や他の子の学習の妨げにならないようにしないといけないのでは? 何もすることがなかったらどうしよう……などなど。内容がふわっとしていて具体的にイメージしづらく、だいぶ不安です。

下の子の送迎の時間に合わせて出勤させてもらうので、学年の先生とコミュニケーションをとる時間が取れるのか心配でもあります。

 


まずは、子どもたちの顔と名前を覚える。子どもたちに覚えてもらって距離を縮めることを目標にがんばってきます。