十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

【船の上の本屋さん】ロゴスホープ号の洋上書店に行ってきた

世界一の船の上の本屋さんが長崎港に立ち寄ると聞いて、本屋好きとしては行かねば!と思い立ち、行ってまいりました。

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▲出島に停泊するロゴスホープ号



そもそもロゴスホープ号って何ぞや?

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ロゴスホープ号はドイツのGBAというNPOが運営する船で、世界中を航海しながら知識が詰まった本を各地の人々へ届けているらしい。乗組員は45カ国のボランティアだとか。
ロゴス・ホープ号は50万冊の多岐にわたる書籍を提供しています。科学や技術、スポーツ、趣味、料理、美術、社会科学、言語などに関する何千タイトルもの本を扱っています。特にたくさんの種類の児童書を提供しています。可能な限り、訪れる港で話されている言語の本を販売できるよう努めています。(GBA船 知識、援助、希望を運ぶ船

警備の受付で名前などを記入して、いざ船に乗り込みます。平日の夕方だったこともあってか、さほど行列もできておらず、15分ほどで乗船。

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▲英語の案内板がなんだかいい感じ。この横にベビーカー置き場がある

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▲長い階段をカンカンと登って入り口へ

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▲おおー! いかにも船っぽい!

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▲ワクワク感MAXで、いざ洋上書店へ。


価格表示はユニット単位

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いろんな国の人が買い物するんだろうけど、支払いはどうなるんだろう。現地通貨? それとも両替所みたいなのがあるもの? と思っていたら、ユニットなるものを使っているのだとか。並べられている本にユニットと呼ばれる数字が書かれたシールが貼ってあり、それを立ち寄る国の通貨に換算する仕組み。日本円だと、100ユニット=300円。ユニット換算表が棚のあちこちに掲示してあって便利。


入り口にも出口にも児童書コーナー

たしかに児童書の売り場面積が1/3くらいで充実していた印象。絵本だけでなく、辞書や辞典、ワークブック、子ども向けソングCDもありました。


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▲ディズニー関連書籍は鉄板。プリンセスの物語絵本やベッドタイムストーリーだけでなく、ミッキーたちが登場する百科事典も

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▲子ども向けピクチャーディクショナリーのコーナー

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▲ピクチャーディクショナリーが手頃な価格で、大きいサイズだけでなくポケットサイズもあるのが素敵。大型版が500ユニット(1500円)、ポケット版が300ユニット(900円)でした。気候や人体など、分野ごとの辞典がいろいろ並んでておもしろかったです。ほんとは全て欲しかったけど、さすがに重いから断念


日本語書籍はキリスト教関連がメイン

日本語書籍の棚は4つ。並べられている本のほとんどは宗教関連で、たいていがキリスト教の本でした。なかなか本屋さんでは見かけない本の中に、置かれた場所で咲きなさいみたいなベストセラー本が並んでて新鮮。

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置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい


書店の他にカフェコーナーも

書店は一般公開しているエリアの1/3ほどで、他にはカフェコーナーや何か分からないけど啓蒙コーナーが。

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▲カフェコーナーの壁にはイスラエルの布地の柄が飾られていて、どこか異国風

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▲テーブルの上にメニューが置かれているものの、注文するのは何だがハードルが高い雰囲気。こんなときに食品サンプルでも並んでればいいのに

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▲カフェの一角にはキッズスペース。お絵かきやブロックで自由に遊べます

時間帯のせいもあったのか、子どもを連れたお母さんと学生がほとんど。その中にちらほら一人で来ている若い女性が。お母さんたちは子ども向け絵本をカゴいっぱいに入れ、学生たちはワイワイ写真を撮ったり可愛い本を物色したり。

売り場にはちらほらボランティアスタッフがいるので、話しかけてみるのもありかも。男子学生らしき人が、可愛い外国人スタッフにガンガン話しかけてた(笑)


一度と言わず、何度でも行きたい

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スタッフも外国人、案内も英語で、外国に旅をした気分になれたひとときでした。普段は出会えない本に出会えて楽しかった! ぜひまた日本に立ち寄ってほしいですね。

2014年5月12日までは長崎、5月16日〜26日は金沢に停泊するとのこと、興味のある方はぜひ!!