十月十色

Do or Don't --- that is a question。子育てとか、家事とか、読書とか。

【待つ】「子どものペースに合わせて気長に待つことが大事だよ」

この24時間のうちに3つも「子どものペースに合わせて気長に待つことが大事だよ」というメッセージに出会いまして。ああ、最近やけに気持ちが急いていたなと反省しました。


とりかかりたい家事はあるけど、ずっと待つ

1つめ。Facebookのタイムラインでシェアされてたブログの一節。
食べ終わったらすぐにとりかかりたい家事はあるけど、ずっと待つようにしている。もし逆の立場だったら、1人取り残された気分になるから。家族みんなで一つのテーブルを囲んでワイワイ食べていたのが、途端に淋しいものに変わるんじゃないか?と思うから。(『食べることを粗末にしていないか?|ええ加減育児研究家 やもりなおみの「にこにこ子育てを目指すブログ」』より)
長女はあまり食べることに集中してくれず、食事中に目を離すとすぐ席を立ちます。次女の離乳食が始まってからというもの、食事中、私の意識はずっと次女に向いているせいかもしれません。しかも、自分と次女の分を食べ終えたら、さっさと片付けモードになってしまっていたな。

長女は淋しい思いをしているのではないか? 半年前には表に出していた「ほんとはママに甘えて食べさせてほしい」という気持ちも飲み込んでいるのではないか? 食べさせることに必死になって、楽しく食べることを忘れているのでは?


面倒くさいことこそやるべき

2つめ。たまたま手にとった育児本の中で。
面倒くさいことこそやるべきだと、私は思っています。面倒くさいけれど子どもの話につき合ったり、面倒くさいけれど、子どもが夢について語ったら、「そうだよね」と聞いてあげたり……。宿題をしないでおしゃべりしている子どもには、「ムダ話ばかりしていないで、宿題をやりなさい」と言ってしまいがちです。けれども実は、そこでのムダ話の中に、想像力を養うヒントが入っていたりするのです。(『「7つの習慣」で東大脳を育てる』より)
特に疲れているときは幼児のパワーに対応できず、話しかけてくれる長女に「今はママ疲れてるから後でね」って言いがちだったな。

100%のパワーで話に食いつきながら聞かなくても、相づち打ちながらしっかり聞くという選択肢もあったよね。パワーが足りないなら足りないなりに、やり方はあるよね。簡単に投げ出してないか、私。根底には面倒くさいという気持ちがあったのでは? 


「いい子」を急がない

3つめ。『まいにちスクスク』の「社会性の発達  どうすればいい? 友だちとケンカ」の回で。
お母さんが早くいい子になってほしくて、その場だけ正解を身につけさせたいと思ってしまうけど、大人が育て急ぐと指示的な言葉や否定的な言葉で子どもを歪めてしまったりすることがあるんですね。「いい子」を急がない。(井桁容子先生)
子育ては長期戦。その場での安易な結論より、長い目でみての成長が大切なのでは? 育て急ぐ必要はない。少しずつ身につけていけばいい。小さいうちはできなくて当たり前。できたらスゴイ! できた経験もできなかった経験も大切にして、きれいな花が咲くように水をあげよう。ぽかぽか陽気な母親でいよう。



3歳も半ばをすぎると、かなりしっかりしてきます。1人で着替えもできるし、トイレにも行ける。自分がしたいことを言葉にすることもできる。毎日のことであれば、自分で判断して行動できるようになる。

子どもを1人の人として接することは大事だけど、まったく大人と同じような気持ちで接してはいなかったか。いつもできることが今日はできない、そんなこともあって当然なのに、「なんで今日はできないの!?」と厳しい目で見ていなかったか。

こんな記事を思い出しながら、我が身を省みた次第です。
疲れや忙しさを言い訳にせず、本当に大切なことは何か、考えながら日々を過ごしていこう。


▼大学時代に読んだこんな本を思い出した。また読みたいな。

「待つ」ということ (角川選書)

「待つ」ということ (角川選書)